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吹奏楽部でバスクラ担当に決まって、『大きいし重そうだし、ちゃんと吹けるのかな』と不安になっている方も多いはずです。
結論から言うと、バスクラ初心者がまず押さえたいのは構え方・息の入れ方・合奏での役割の3つです。運指はB♭クラリネットとほぼ同じなので、ここさえつかめば上達はぐっと早くなります。
この記事を読むと、バスクラに向いてる人の特徴と、最初の1か月の練習の進め方が分かります。
バスクラ初心者がまず押さえたい3つのこと
初心者が最初に覚えたいのは「楽器を安定させる構え方」「B♭クラリネットとは違う口の形と息の入れ方」「合奏で低音を支える役割」の3つです。細かいテクニックは、この3つが固まってからで十分です。
バスクラリネットは、普通のクラリネットより1オクターブ低い音域を持つ大型のクラリネットです。調はB♭クラリネットと同じB♭で、運指もほぼ同じなので、持ち替えで演奏する人も多い楽器と紹介されています。
とはいえ、楽器の大きさが違うぶん、構え方や口の形は変わります。ビュッフェ・クランポンも、クラリネットとバスクラリネットではアンブシュア(管楽器を吹く時の口の状態)が違うと説明しています。
| 押さえたいこと | なぜ大事か | 最初の確かめ方 |
|---|---|---|
| 構え方 | 重さがあるので、楽器が安定しないと音も安定しない | エンドピンの長さを合わせ、楽に構えられるか見る |
| 口の形と息 | B♭クラと同じ感覚だと音が詰まりやすい | 低い音を楽にのばせるかを試す |
| 合奏での役割 | バスクラは合奏の低音を支える楽器 | 周りの低音楽器の音を聴きながら吹く |
B♭クラリネットからの持ち替えの人へ
B♭クラリネット経験がある方は、指使いの多くをそのまま使えます。楽器店のリペアの解説では、中音域から高音域は基本的にB♭クラと同じ運指で、低音域にバスクラならではの運指が出てくるとされています。
『クラが吹けるならすぐ吹けるでしょ』と言われることもありますよね。ただ、口の形と構え方は別物と考えておくほうが、戸惑いが少なくて済みます。
楽器を初めて吹く人へ
吹奏楽部で初めて楽器に触る方が、いきなりバスクラ担当になることもあります。メーカーの購入者向けの説明では、一般的にはソプラノのB♭クラリネットから練習するとされています。
それでも心配はいりません。最初は先輩や指導者に構え方と組み立て方を見てもらいながら、ロングトーンから始めれば大丈夫です。組み立ての順番はバスクラの部品の名前と組み立て方で紹介しています。
バスクラリネットに向いてる人はどんな人?
『自分ってバスクラに向いてるのかな』と気になる方も多いですよね。結論から言うと、向き不向きよりも「楽しめるポイントが合うか」で考えるのがおすすめです。
バスクラは、合奏の中でベースラインを担当することが多い楽器です。ヤマハは、大編成の吹奏楽で木管楽器全体を支える役割と説明しています。
- 合奏全体の響きを下から支えることにやりがいを感じる
- 低くて深い音色が好き
- 周りの楽器の音を聴きながら合わせるのが楽しい
- 地道なロングトーンや基礎練をコツコツ続けられる
- たまに回ってくるソロやメロディーにわくわくできる
全部に当てはまらなくても大丈夫です。最初はメロディーを吹きたかった人が、合奏の土台を支える面白さに気づくことも多いんです。
「目立たない楽器」と思っている人へ
バスクラは低音担当なので、目立たない楽器だと思われがちです。ただ、ビュッフェ・クランポンは、合奏の中で低音を支えるだけでなく、作品によって旋律や印象的なソロも担うと説明しています。
吹奏楽での役割の詳しい話は吹奏楽でのバスクラの役割で紹介しています。
パート決めで迷っている人へ
入部したばかりで、クラリネットにするかバスクラにするか迷っている方もいますよね。そんな時は、体験の時に両方を吹かせてもらい、音色の好みと構えやすさで比べてみてください。
「バスクラの低い音、かっこいいね」
「でしょ。合奏だと低音が響いて気持ちいいんだよ」
こんな会話から、バスクラの楽しさに気づく人もいます。
バスクラリネットは難しい?難易度とつまずきやすい所
『バスクラリネットって難しいの?』という質問はとても多いです。結論から言うと、指使いの難易度はB♭クラとあまり変わらず、難しく感じやすいのは構え方と音の出し方のほうなんです。
| つまずきやすい所 | 起きやすい理由 | 対処の考え方 |
|---|---|---|
| 楽器が安定しない | 重さがあり、床とストラップで支える | エンドピンの長さとネックストラップを調整する |
| 音が出ない・出にくい | リードの乾燥やキイの小穴のふさぎ忘れなど | メーカーのチェック項目を順番に確かめる |
| 高い音が詰まる | B♭クラの感覚で口を締めてしまう | 下唇を少しゆるめ、口の中を広げる |
| 低音の速い動きが苦しい | 低い音域の細かいフレーズは演奏しにくい | ゆっくりのテンポから取り出して練習する |
| 音程がずれる | 楽器が冷えたままチューニングしている | 息を入れて楽器を温めてから合わせる |
構え方:重さを床とストラップに預ける
楽器店の解説では、バスクラは重量があるため、ストラップを付けての演奏やエンドピンを使った演奏が必要になるとされています。腕の力だけで持とうとしないことが、ここでのポイントです。
楽器のメーカーの取扱説明書では、マウスピースの前歯が当たる位置が、エンドピンの接地点の真上になるよう意識すると安定すると説明しています。高さはエンドピンの長さで調整し、安定しない時はネックストラップを使います。

- 背すじを伸ばして座り、楽器が体の正面にある
- マウスピースが口に自然に届く高さになっている
- 腕で持ち上げなくても楽器が立っている
- 楽器を体から遠くに構えすぎていない
プロの奏者の解説では、楽器を自分から遠くに構えて、マウスピースにぶら下がるような姿勢には注意するよう勧めています。構える角度で音色が大きく変わるそうです。エンドピンの合わせ方はバスクラのエンドピンで詳しく紹介しています。
音が出にくい時に確かめること
初心者のうちは、音がかすれたり出なかったりすることもありますよね。メーカーの取扱説明書では、音が出にくい時の確認点として次のようなことを挙げています。
- 左手人差し指で押さえるキイの小さな穴をふさげているか確かめる
- リードが乾いていないか、先端が欠けていないかを見る
- ネックのレジスターキイを握って曲げていないかを確かめる
- 吹いている途中で急に出なくなったら、音孔の水分を取る
- それでも直らなければ、キイやタンポの不調を疑って楽器店に相談する
『自分の吹き方が悪いのかも』と思い込みがちですが、楽器やリードの状態が原因のこともあるんです。点検の目安はバスクラのレンタルと修理・調整を見てみてください。
- 調はB♭
- 中音域から高音域の運指はほぼ同じ
- リードとマウスピースで音を出す仕組み
- エンドピンとストラップで支えて構える
- アンブシュアが違う
- 低音域にバスクラならではの運指がある
違いをもっと詳しく知りたい方は、バスクラとクラリネットの違いも参考にしてみてください。
最初の1か月の練習メニューを3段階で進める
『基礎練って何から始めればいいの?』と迷う方も多いはずです。ここでは、最初の1か月を「楽器に慣れる」「音を安定させる」「合奏に入る」の3段階に分けて考えてみます。
メーカーや奏者の説明をもとに、この記事で練習の順番を3段階に分けたものです。進む速さは人によって違うので、確認ポイントができたら次へ進む、という使い方をしてみてください。

| 段階 | 練習メニュー | 次へ進む前の確認ポイント |
|---|---|---|
| 1. 楽器に慣れる | 組み立てと片付け、構え方、マウスピースのくわえ方、ロングトーン | 自分で組み立てて、楽に構えられる |
| 2. 音を安定させる | ロングトーン、低い音から中音域へのスケール、タンギング | 低い音から中音域まで、同じ音色でのばせる |
| 3. 合奏に入る | チューニング、パート譜の練習、低音楽器と合わせる練習 | 周りの低音楽器と出だしをそろえられる |
段階1:楽器に慣れる
最初は、楽器を安全に組み立てて、楽に構えられるようになることが目標です。メーカーの取扱説明書では、組み立ての時に連絡キイを傷つけたり曲げたりしないよう注意を呼びかけています。
くわえ方は、ヤマハがB♭クラについて、くわえ方が浅いと音が出しづらく、深すぎると音が濁る場合があると説明しています。バスクラでも、浅すぎず深すぎない位置を先輩や指導者に見てもらいながら探してみてください。
構えと口の形が決まったら、ロングトーンで1つの音をまっすぐのばす練習をしましょう。
段階2:音を安定させる
ロングトーンに慣れてきたら、バスクラのスケール(音階)練習に進みます。低い音から順番に上がっていき、どの音でも音色が変わらないかを確かめるイメージです。
海外の楽器教育資料では、バスクラの低音域は暗く柔らかく豊かな響き、上の音域は明るく力強い響きと説明されています。音域で音色が変わる楽器だからこそ、つながりをそろえる練習が役に立つんです。
- 楽器を組み立て、息を入れて楽器を温める
- 低い音から順にロングトーンをする
- ゆっくりのテンポでスケールを吹く
- 同じ音でタンギングを繰り返す
- 最後に、その日の曲の苦手な小節を取り出して吹く

運指で迷った時は、バスクラの運指表の見方を手元に置いておくと安心です。
段階3:合奏に入る
合奏に入ったら、自分の音だけでなく周りの音を聴くことが大事になります。プロの奏者の解説では、伴奏の時は低音楽器としっかりコンタクトを取り、打楽器にも注意するよう勧めています。
チューニングについては、メーカーの取扱説明書が、管内に十分息を吹き込んで楽器を温めてから行うよう説明しています。バスクラはネックの抜き差しで音程を合わせる楽器です。
吹き始めてすぐ、楽器が冷えたままチューニングしてしまうことです。冬場は特に、楽器が室温になじんでから吹き始めると、キイの動きも安定します。
上手くなる方法:教則本・レッスン・教室の使い方
基礎練に慣れてきたら、『もっと上手くなる方法はないかな』と思う方も多いですよね。バスクラが上手くなる方法は、一人で練習を続けることに加えて、見てもらう機会と学ぶ材料をうまく使うことです。
| 学び方 | 向いている場面 | 選ぶ時に確かめたいこと |
|---|---|---|
| 教則本 | 毎日の基礎練習の順番を決めたい時 | 運指表が載っているか、低音域の運指まで書かれているか |
| 部活の先輩・顧問 | 構え方や口の形を直接見てほしい時 | 気になる所を具体的に聞く |
| 外部講師のレッスン | 音色や吹き方を詳しく直したい時 | バスクラを教えられる講師か |
| 音楽教室 | 定期的に習いたい時 | バスクラリネットのコースがあるか、楽器を持ち込めるか |
バスクラリネットの教則本の選び方
バスクラリネットの教則本を選ぶ時は、運指表が載っているかを見ておくと安心です。B♭クラ用の教則本でもロングトーンやスケールの練習には使えますが、低音域の運指はバスクラ用の運指表で確かめる必要があります。
ヤマハのクラリネットの取扱説明書には、アルトクラリネットやバスクラリネット用の運指図も載っています。楽器を買った時の説明書が手元にあれば、まずはそれを見てみてください。
バスクラリネットのレッスンを受けるなら
部活に外部講師が来る日は、上達のチャンスです。聞きたいことを前もってメモしておくと、短い時間でも中身の濃いレッスンになります。
「低い音はのびるんですが、高い音になると詰まります」
「口を締めすぎているかもしれないね。下唇を少しゆるめてみて」
こんなふうに、困っていることを具体的に伝えるのがコツです。高音のコツはバスクラの高音のコツでも紹介しています。
バスクラリネットの教室を探すなら
社会人の方や、部活以外でも習いたい方は、音楽教室を探す方法もあります。クラリネットのコースの中でバスクラも教えてもらえるかは教室ごとに違うので、申し込む前に問い合わせてみてください。
- バスクラリネットを教えてもらえるか
- 自分の楽器を持ち込めるか、教室の楽器を借りられるか
- 通いやすい場所と時間か
- 体験レッスンがあるか
保護者の方へ:楽器はすぐに買わなくても大丈夫
お子さんがバスクラ担当になると、『楽器を買わないといけないの?』と気になる保護者の方も多いですよね。吹奏楽部では学校の楽器を使うことも多いので、まずは顧問の先生に確かめてみてください。
自分の楽器を持つかどうかは、続けられそうか見えてきてからでも遅くありません。借りる方法や値段の目安は、バスクラのレンタルやバスクラの値段で紹介しています。
吹き方そのものについては、バスクラの吹き方でアンブシュアや構え方のコツをまとめています。
知恵袋でよくある相談:バスクラに向いてる人・必要性・音
Yahoo!知恵袋には、バスクラを始めたばかりの人からの相談がたくさん寄せられています。閲覧の多い相談から3つ選んで、要点をまとめてお答えしますね。
クラリネットを吹いていて、先輩の引退後にバスクラかエスクラ(E♭クラリネット)を担当するかもしれない、どちらが向いているか知りたい、という相談です。
ヤマハは、エスクラはB♭管より完全4度高く明るくシャープな音、バスクラはB♭管より1オクターブ低い楽器と説明しています。高く明るい音で目立つのが好きか、低く深い音で合奏を支えるのが好きかで考えると、自分に合う方が見えてきます。
この記事の「楽しめる人のポイント」を見て、バスクラに当てはまる項目が多ければ、思い切って挑戦してみてください。
バスクラを吹いているけれど、吹奏楽やアンサンブルで本当に必要な楽器なのか分からない、という相談です。
必要な楽器です。楽器店の解説では吹奏楽やオーケストラでベースラインを担当するとされ、ヤマハは大編成の吹奏楽で木管楽器全体を支える役割と説明しています。
クラリネットのセクションの一番下を支えるのはバスクラなので、いないと低音が薄くなってしまうんです。自信を持って吹いてくださいね。
どんな音を目指せばいいのか、いい音を出すためのコツを知りたい、という相談です。
初心者のうちは、低い音から中音域まで同じ音色でまっすぐのばせることを目標にしてみてください。プロの奏者の解説では、どんな角度でもマウスピースに息がまっすぐ流れるように構えることが大切とされています。
構えを直すだけで音が変わることもあるので、録音して聴き比べてみるのもおすすめです。
楽器を続けた先のことも少しだけ
卒業や引退でバスクラを使わなくなる時、楽器をどうするかも考えておくと安心です。自分の楽器なら、後輩に譲ったり、買い替えの時に下取りに出したりする方法があります。
使わなくなったバスクラは、買取に出して次の奏者に回すという選択肢もありますよ。
バイセル 楽器買取
使わなくなったバスクラは、出張買取で査定してもらう方法も
重くて大きいバスクラは、持ち運ばずに自宅で査定してもらえる出張買取が便利です。バイセルの管楽器買取は出張・宅配・店頭の3つの方法があり、出張料や査定料などの手数料は無料と案内されています。査定前に軽く汚れを拭き、ケースやマウスピースなどの付属品をそろえておきましょう。
無料バイセルの管楽器買取を見る買取の可否・条件・金額は公式サイトでご確認ください。
よくある質問
バスクラリネットの初心者は何から練習すればいいですか?
まずは組み立て方と構え方を覚え、ロングトーンで1つの音をまっすぐのばす練習から始めましょう。慣れてきたらスケールやタンギング、合奏の練習へと進みます。
バスクラリネットは難しいですか?
運指はB♭クラとほぼ同じなので、指使いの難易度はあまり変わりません。難しく感じやすいのは、重さのある楽器の構え方と、B♭クラとは違う口の形のほうです。
バスクラリネットに向いてる人はどんな人ですか?
合奏を下から支えることにやりがいを感じる人や、低くて深い音色が好きな人は楽しめるはずです。周りの音を聴きながら合わせるのが好きな人にも向いています。
B♭クラリネットからバスクラに持ち替えても大丈夫ですか?
調が同じB♭で運指もほぼ同じなので、持ち替えで演奏する人も多い楽器です。アンブシュアと構え方は違うので、そこだけ意識して練習してみてください。
バスクラが上手くなる方法はありますか?
毎日の基礎練に加えて、先輩や講師に構え方と口の形を見てもらうのが近道です。困っていることを具体的に伝えると、レッスンの中身も濃くなります。
まとめ
- バスクラ初心者がまず押さえたいのは、構え方・口の形と息・合奏での役割の3つ
- 運指はB♭クラとほぼ同じで、難しく感じやすいのは構え方と音の出し方
- 合奏を支えることや低い音色を楽しめる人はバスクラに向いている
- 最初の1か月は「楽器に慣れる」「音を安定させる」「合奏に入る」の順で進める
- 教則本は運指表の有無、レッスンや教室はバスクラを教えてもらえるかを確かめる





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