バスクラのソロ曲・ソロコンの選び方|伴奏・難易度・時間の考え方

バスクラのソロ曲の選び方を紹介する記事のアイキャッチ。ステージ脇に立てたバスクラリネットと譜面台

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ソロコンの出場が決まって、『バスクラのソロ曲って何を選べばいいの?』と楽譜探しで手が止まっている方も多いはずです。

結論から言うと、バスクラのソロ曲は伴奏の有無・音域の広さ・演奏時間・見せ場の種類の4つで絞ると、自分に合う1曲が見つかりやすくなります。

この記事では、曲名を並べるのではなく、楽譜を手に取った時に「これなら吹ける」と判断するための見方と、本番までの準備の流れを紹介しますね。

目次

バスクラのソロ曲は4つの軸で選ぶ

先に結論

バスクラのソロ曲選びは「伴奏の有無」「音域の広さ」「演奏時間」「見せ場の種類」の4軸で考えます。曲名の知名度より、今の自分の音域と得意なことに合っているかが大切です。

『有名な曲のほうが審査で有利なのかな』と思いますよね。

ただ、ソロは一人で音楽を作る場です。背伸びした曲で音が乱れるより、自分がきれいに鳴らせる音域の曲のほうが、聴く人に伝わりやすいんです。

バスクラのソロ曲を、伴奏の有無・音域の広さ・演奏時間・見せ場の種類の4つの軸で選ぶ考え方をまとめた図解
軸見るところ迷った時の考え方
伴奏の有無ピアノ伴奏付きか、無伴奏か伴奏者を確保できるかで決める
音域の広さ楽譜の最低音と最高音自分の楽器で出せるか、安定して鳴るかで見る
演奏時間1曲の長さ、カットできるか大会の要項の時間内に収まるかを確かめる
見せ場の種類歌うような旋律か、速い動きか得意なほうを選び、苦手は1か所までにする

バスクラのソロがある曲と、ソロ曲は別物

検索すると、合奏曲の中で「バスクラのソロがある曲」を探している人も多いですよね。

これは合奏曲の一部にバスクラの見せ場がある曲のことで、ソロコンで一人で吹く「ソロ曲」とは別です。

ビュッフェ・クランポン・ジャパンは、バスクラは合奏の低音を支えるだけでなく、作品によって旋律や印象的なソロも担うと紹介しています。定期演奏会の曲選びで探すなら、パート譜にソロの記号があるかを先生に聞いてみてください。

合奏のソロで目立つ時に気をつけたいこと

合奏の中のソロは、ソロコンとは違って周りの音とのバランスが大事になります。

プロの吹奏楽団の楽団員による解説では、バスクラは音域が広く、伴奏・オブリガート・メロディの全部を担うと説明されています。メロディでは、クラリネットやトランペットの1オクターブ下を支えることがよくあるそうです。

ソロの前後で役割が変わるので、「ここから主役、ここからは支え役」と楽譜に書き込んでおくと、切り替えがスムーズになりますよ。

伴奏付きか無伴奏か:バス・クラリネットのソロ曲の分かれ道

先に結論

ピアノ伴奏付きの曲は音楽の流れを伴奏が支えてくれ、無伴奏の曲は一人で全部を表現します。伴奏者との合わせ練習ができるかどうかで決めるのが現実的です。

伴奏付きを選ぶ場合、いちばんの心配は伴奏者の確保ですよね。

部内のピアノが弾ける人や先生にお願いする場合は、合わせ練習の時間を何回取れるかを先に相談しておきましょう。

バス・クラリネットのソロ曲を無伴奏で選ぶ時

無伴奏の曲は、伴奏者を探さなくていいのが大きな利点です。自分のペースで練習できるのも助かりますね。

その代わり、テンポも音程も一人で保つ必要があります。休符や音の切れ目で音楽が止まって聞こえないよう、息の流れを意識した練習が欠かせません。

伴奏付きの曲
  • 和音の中で音程を合わせやすい
  • 伴奏が音楽の流れを作ってくれる
  • 聴く人にとって曲の雰囲気が伝わりやすい
無伴奏の曲
  • 伴奏者を探さなくていい
  • 練習の時間を自分で決められる
  • テンポと音程を一人で保つ力が要る

『無伴奏のほうが簡単そう』と思う人もいますが、実は一人で全部を背負う分、ごまかしがききません。音程に自信がない時は、伴奏付きのほうが安心なこともありますよ。

音域と難易度:中学生のバス・クラリネットのソロコン曲の見方

先に結論

中学生がソロコンの曲を選ぶ時は、楽譜の最低音と最高音を最初に確かめます。自分の楽器がショート管かロング管かで、出せる最低音が違うからです。

バスクラには、最低音がE♭のショート管と、Cまで出るロング管があります(楽器店の解説による)。

ロング管向けに書かれた曲を、ショート管で吹こうとすると、一番低い音が出ないことがあるんです。

知恵袋でも、ある曲をショート管で演奏できるかという相談がありました。答えは、楽譜の最低音を見れば分かります。管の違いはバスクラのロング管とショート管の違いでくわしく紹介しています。

高い音が多い曲は慎重に

音楽用語の辞典では、バスクラは低い音域がくっきり演奏できる一方、低い音域の細かいフレーズは演奏しにくいと説明されています。

また、高い音域は持ち替えたばかりの人がつまずきやすい所です。高音域の練習の仕方はバスクラの高音のコツを参考にしてください。

楽譜を手に取ったら確かめること
  • 最低音が、自分の楽器で出せる音か
  • 最高音が、今の自分が安定して鳴らせる音か
  • 速いパッセージが、低い音域に集中していないか
  • 息継ぎできる場所が、楽譜の中にあるか
  • 苦手な技術が、曲全体で1か所以内か

「この最高音、本番の緊張でも出せそう?」と自分に聞いてみてください。少しでも不安なら、もう一段やさしい曲を候補に入れておくと安心です。

バスクラリネットの曲の候補を探す3つのルート

『そもそも、どこで曲を探せばいいの?』という方もいますよね。曲探しのルートは、大きく分けて次の3つです。

ルート探し方向いている人
顧問や先輩に聞く部に残っている楽譜や過去の出場曲を教えてもらう初めてソロコンに出る人
楽器店の楽譜売り場バスクラ用・低音木管用の棚を見て、見本で音域を確かめる実物の楽譜を見て選びたい人
楽譜の出版社の一覧楽器名と編成(伴奏付き・無伴奏)で絞って探す条件がはっきり決まっている人

どのルートでも、候補を見つけたら最低音・最高音・演奏時間の3つをメモしておくと、比べる時に迷いません。

演奏時間と見せ場:バスクラのソロコン曲を絞り込む

先に結論

ソロコンには大会ごとに演奏時間の決まりがあることが多いので、要項を最初に確かめます。そのうえで、歌う曲か動く曲か、自分の得意な見せ場で選びます。

時間の決まりは大会によって違うので、この記事では数字を出しません。顧問の先生に要項を見せてもらうのが確実です。

時間を超えそうな曲は、どこをカットするかも先生と相談しておきましょう。

見せ場は「歌う」か「動く」か

バスクラのソロ曲の見せ場は、大きく分けると2つです。

1つは、低い音から高い音までゆったり歌う旋律です。海外の楽器教育資料では、バスクラはとても小さな音まで出せると説明されていて、静かな場面でも魅力を出しやすい楽器なんです。

もう1つは、速い動きや跳躍で技術を見せる曲です。指が回る人には楽しい選択肢ですが、低い音域の速い動きは鳴らしにくいので、楽譜をよく見ておきましょう。

見せ場向いている人練習で意識すること
歌う旋律ロングトーンが得意、音色に自信がある息を途切れさせず、音の大きさの変化をつける
速い動き指回りが得意、リズム感があるテンポを落として確実に、少しずつ上げる
低音の響き低い音域を豊かに鳴らせる音の立ち上がりをそろえる

バスクラのソロ曲でよくある相談

先に結論

知恵袋では「みんなが知っている曲でバスクラのソロがある曲」「中学生でも吹けるソロ曲」「4分以内の曲」の相談が目立ちました。どれも、曲名より条件を先に決めると探しやすくなります。

相談1:J-POPでバスクラが目立つ曲を知りたい

定期演奏会でお客さんが知っている曲を吹きたい、という相談です。

合奏用のアレンジでは、同じ曲でも編曲によってバスクラにソロがあるかどうかが変わります。「この編曲版にバスクラのソロはありますか」と、楽譜の見本ページやパート譜で確かめるのがおすすめです。

相談2:中学2年生でも吹けるソロ曲を探している

この場合は、まず楽器の最低音と、今安定して出せる最高音をメモしてみてください。

そのうえで先生に「この範囲で、伴奏付きの曲を探しています」と伝えると、候補を絞ってもらいやすくなります。

相談3:4分以内で吹けるソロを知りたい

時間で探すなら、楽譜に書かれた演奏時間の目安を見ます。目安が書かれていない時は、テンポ記号と小節数から自分で一度通して計ってみましょう。

バスクラリネットのソロ楽譜を無料で探す時

インターネット上で公開されている楽譜を使う時は、公開している人や団体と、利用できる範囲を確かめてください。コンテストで使う場合は、要項に楽譜の扱いが書かれていることもあります。

ソロコン本番までの準備スケジュール

先に結論

ソロコンの準備は「曲選び」「譜読み」「通し練習」「伴奏合わせ」「本番前の仕上げ」の順に進めます。逆算して、伴奏合わせの時間を早めに確保しておくのがコツです。

ここが、ソロコンで慌てないためにいちばん大事なところです。下の手順と表は、時期を目安で示した一例です。

本番までの流れ
  1. 曲選び:4つの軸で候補を2〜3曲に絞る
  2. 譜読み:難しい箇所に印をつけ、ゆっくり練習する
  3. 通し練習:最後まで止まらずに吹けるようにする
  4. 伴奏合わせ:テンポと息継ぎの場所を伴奏者と共有する
  5. 仕上げ:人前で吹く練習をして、本番の流れに慣れる
ソロコン本番までの準備を、曲選び・譜読み・通し練習・伴奏合わせ・仕上げの順に並べた図解
時期の目安すること確かめること
本番のかなり前要項確認、曲選び、楽譜の入手演奏時間、最低音と最高音
本番の中盤譜読み、部分練習苦手な箇所が減っているか
本番が近づいたら通し練習、伴奏合わせ時間内に収まるか
本番直前人前での演奏、楽器の点検リードとキイの状態

本番前は、楽器の調子も見ておきましょう。キイやタンポの不具合は、緊張した場面で急に出ることもあります。

本番で慌てないための準備

当日は、待ち時間に楽器が冷えてしまうこともあります。ヤマハの取扱説明書では、チューニングは管内に十分息を吹き込んで楽器を温めてから行うよう案内しています。

本番の日に確かめること
  • 調子のいいリードを2枚以上持っていく
  • 出番の前に息を入れて楽器を温めておく
  • エンドピンの長さを本番の椅子に合わせる
  • 楽譜の書き込みが見えるか確かめる

ソロでバスクラの魅力を知ったら、合奏での役割にも目を向けてみてください。吹奏楽・オーケストラでのバスクラの役割で、ソロ以外の見せ場も紹介しています。

卒業や買い替えで使わなくなったバスクラは、買取に出して次の奏者に回す方法もあります。

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使わなくなったバスクラは、出張買取で査定してもらう方法も

重くて大きいバスクラは、持ち運ばずに自宅で査定してもらえる出張買取が便利です。バイセルの管楽器買取は出張・宅配・店頭の3つの方法があり、出張料や査定料などの手数料は無料と案内されています。査定前に軽く汚れを拭き、ケースやマウスピースなどの付属品をそろえておきましょう。

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よくある質問

バス・クラリネットのソロ曲でおすすめの選び方は?

伴奏の有無、音域の広さ、演奏時間、見せ場の種類の4つで絞るのがおすすめです。曲名の知名度より、今の自分が安定して鳴らせる音域かどうかを優先しましょう。

バスクラのソロコンは中学生でも出られますか?

出られる大会は多くあります。出場資格や演奏時間は大会ごとに違うので、顧問の先生と要項を確認してください。

ショート管でもソロ曲は吹けますか?

楽譜の最低音がE♭より下でなければ吹けます。ロング管向けの曲は低い音が出ないことがあるので、最初に最低音を確かめましょう。

バスクラのソロ曲はどこで探せばいいですか?

顧問や先輩に部の楽譜を教えてもらう、楽器店の楽譜売り場で見本を見る、楽譜の出版社の一覧で探す、の3つが主なルートです。見つけたら最低音と最高音、演奏時間をメモしておきましょう。

無伴奏のソロ曲は難しいですか?

伴奏者がいらない分、テンポと音程を一人で保つ力が必要です。音程に不安がある時は、伴奏付きの曲も候補に入れてみてください。

まとめ

この記事の要点
  • バスクラのソロ曲は、伴奏・音域・時間・見せ場の4軸で選ぶ
  • 合奏の「ソロがある曲」と、一人で吹く「ソロ曲」は別物
  • 楽譜の最低音で、ショート管でも吹けるかが分かる
  • 演奏時間は大会の要項で確かめ、伴奏合わせは早めに確保する
  • 無料の楽譜は、公開元と利用できる範囲を確かめてから使う
バスクラドットコム

バスクラドットコム 編集部

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