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先輩の楽器がセルマーだったり、楽器店で名前を見かけたりして、『セルマーのバスクラって何が特徴なんだろう』と気になっている方も多いはずです。
結論から言うと、いまのセルマー・パリのバスクラは「プリヴィレッジ」のLow E♭モデルとLow Cモデルです。最低音とキーの数を押さえれば、2つの違いはすぐ分かります。
この記事では、国内代理店の情報をもとにセルマーのバスクラの特徴と値段、中古で探す時に見るところを紹介しますね。
セルマーのバスクラは「プリヴィレッジ」のLow E♭とLow C
国内代理店の野中貿易によると、セルマー・パリのB♭バスクラリネットは「プリヴィレッジ」です。最低音がLow E♭のモデルとLow Cのモデルがあり、Low Cには受注発注のBlack仕様もあります。
セルマーのバス・クラリネットと聞くと、型番がたくさんあるように感じますよね。
実は、いま代理店に載っている新品のバスクラは、プリヴィレッジの1シリーズだけなんです。違いは主に「どこまで低い音が出るか」と、それに合わせたキーの数です。
| モデル | 最低音 | キーの数(代理店の仕様) | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| プリヴィレッジ Low E♭ | Low E♭ | 19キー | ベルにE/E♭の均質性を得るためのレゾナンス・ホール |
| プリヴィレッジ Low C | Low C | 22キー | E♭レバー+親指E♭キー |
| プリヴィレッジ Low C Black仕様 | Low C | Low Cモデルと同じ | キー・ポスト・サムレスト・リングがブラック仕上げ(受注発注) |
どのモデルも調子はB♭で、ピッチは442です。楽器の案内やお店の表記で「lowc」と書かれていたら、Low Cモデルのことだと考えて大丈夫ですよ。
セルマーはどんな音だと説明されている?
代理店は、プリヴィレッジを「とても吹きやすく、丸みのある暖かな音で、全音域での音の均一性とパワーを備えています」と紹介しています。
さらに「クラシック、ジャズなど幅広いジャンルで効果を上げ」とも説明しています。吹奏楽だけでなく、いろいろな場面を想定した楽器なんですね。
音の好みは人によって違うので、ここはあくまでメーカー側の説明として読んでおきましょう。
最低音・管体の素材・キーのしくみで見るセルマーのバスクラ
セルマーのバスクラは「最低音」「管体の素材」「キーのしくみ」の3つで見ると整理しやすくなります。素材は全モデル共通なので、実際の違いは最低音とキーの数です。
カタログを読んでいると、細かい部品の名前が多くて迷ってしまいますよね。ここでは、選ぶ時に関わる3つの軸だけに絞って並べてみます。

| 見る軸 | Low E♭モデル | Low Cモデル | 選ぶ時の考え方 |
|---|---|---|---|
| 最低音 | Low E♭ | Low C | 吹く曲にLow Cまでの音が出てくるか |
| 管体の素材 | 最高級グラナディラ材 | 最高級グラナディラ材 | 違いはないので、ここでは迷わなくていい |
| キーのしくみ | 19キー、連結式のG#、自動オクターブ・キー | 22キー、連結式のG#、E♭レバー+親指E♭キー、自動オクターブ・キー | 低い音のキーが増える分、運指の確認が増える |
最低音:Low CはLow E♭より低い音まで出せる
Low Cモデルは、Low E♭モデルよりさらに低い音まで出せます。代理店は、Low Cモデルで右手小指に加えて親指のE♭キーを追加したと説明しています。
『じゃあLow Cのほうが上なの?』と思いますよね。ただ、ビュッフェ・クランポン・ジャパンの記事では、Low E♭までの短い楽器には発音の速さや響きの軽さという良さがあると紹介されています。
どちらが優れているかではなく、吹く曲に必要な音で選ぶものなんです。ロング管とショート管の違いはバスクラのロング管とショート管の違いでくわしく紹介しています。
管体の素材:グラナディラ材で、ローズウッドではない
「セルマーのバスクラリネットはローズウッド製」と聞いたことがある方もいるかもしれません。
代理店の掲載では、プリヴィレッジのボディは最高級グラナディラ材です。セルマーでローズウッド材が出てくるのは、B♭コントラバスクラリネットの「28」です。
代理店によると、コントラバスクラリネット28のボディはローズウッド材です。バスクラのプリヴィレッジとは別の楽器なので、混ざらないように覚えておきましょう。
キーのしくみ:組み立てと持ちやすさの工夫
代理店は、プリヴィレッジで「150以上の新しいパーツを採用」したと説明しています。上管と下管の結合部には金属を使い、オリジナル・ロッキング・システムで正しい位置に固定するしくみです。
部活で毎日組み立てる楽器だと、ジョイントがずれないのは助かるところですよね。右手親指のサムレストは洋銀製で調整でき、エンドピンは先端が球状のゴムで取り外せます。
- キー:洋白鍛造銀メッキ
- ベル・ネック:真鍮銀メッキ
- パッド:金属製リゾネーター付きのレザーパッド
- ニードルスプリング:ステンレススチール
- 付属品:マウスピース(リガチャー&キャップ付き)、リード、スワブ、コルクグリス、クロス、ストラップ、オリジナル・コンパクト・ケース
セルマーのバスクラの値段は?代理店の希望小売価格
2026年10月時点の代理店の表示では、プリヴィレッジLow E♭が2,354,000円、Low Cが2,618,000円、Low C Black仕様が3,366,000円です(いずれも税込)。最新の価格は代理店や楽器店で確かめてください。
| モデル | 希望小売価格(税込・野中貿易の表示) |
|---|---|
| プリヴィレッジ Low E♭ | 2,354,000円 |
| プリヴィレッジ Low C | 2,618,000円 |
| プリヴィレッジ Low C Black仕様 | 3,366,000円 |
ほかのお店のページで、これより安い金額を見かけることもあります。古い価格がそのまま残っている可能性もあるので、代理店の今の表示を基準にしておくと安心です。
代理店は「モデルによっては、納期を必要とする場合があります」とも案内しています。部活の本番に合わせて買いたい時は、早めに相談しておきましょう。
メーカーをまたいだ価格帯は、バスクラの値段でまとめています。
クランポンやヤマハとはどこが違う?比べる時に見るところ
メーカーで比べる時は、音の良し悪しではなく「最低音」「管体の素材」「ピッチ」「付属品」を並べて見ます。最後は実際に吹いて、自分の息に合うかで決めましょう。
『セルマーとクランポン、結局どっちがいいの?』という疑問は本当に多いですよね。結論から言うと、どちらが上という答えはありません。
ここでは、公式や代理店の仕様で比べられるところだけを並べてみますね。
| 見るところ | セルマー プリヴィレッジ | クランポン(プレスティージュ・トスカ) | ヤマハ(YCL-621II・622II) |
|---|---|---|---|
| 最低音 | Low E♭/Low C | E♭・D・C、延長管でD/C切替のモデルも | 621IIはLow E♭、622IIはLow C |
| 管体の素材 | グラナディラ | グレナディラ | グラナディラ |
| ピッチ | 442 | 440/442 Hz | 公式の表記で確認 |
| ケース | オリジナル・コンパクト・ケース | モデルにより専用ケース | モデルにより専用ケース |
ピッチの表記が違う点は、団体で合わせる時に気になるところです。所属する団体のピッチを先生に聞いてから試奏すると、比べやすくなりますよ。
各メーカーのくわしい違いはビュッフェ・クランポンのバスクラとヤマハのバスクラで紹介しています。
- 吹く曲に必要な最低音を先生に確かめる
- 予算の上限を家族と決めておく
- 同じ条件(同じマウスピース・リード)で吹き比べる
- 低音・高音の出しやすさと、構えた時の重さを確かめる
- 納期と保証の範囲を聞いてから決める
知恵袋でよくある相談:セルマーのバスクラ
Yahoo!知恵袋には、セルマーのバスクラについての相談がいくつも寄せられています。閲覧の多い相談から3つ選んで、要点をまとめてお答えしますね。
バスクラを選ぶならセルマーかクランポンか、低音の良さで選べるのか知りたい、という相談です。
気持ちはよく分かります。ただ、低音の鳴り方は楽器だけでなく、マウスピースやリード、吹く人の息でも変わります。
メーカー名で決めるより、同じ条件で吹き比べてみるのが近道です。最低音がLow CかLow E♭かも、あわせて確かめておきましょう。
セルマーのプリヴィレッジと、ビュッフェ・クランポンのトスカの特徴を知りたい、という相談です。
どちらもグラナディラの管体で、Low Cまで出せるモデルがあります。トスカは、クランポンが「交響楽団用に設計された」と説明しているバスクラです。
プリヴィレッジは代理店が「クラシック、ジャズなど幅広いジャンル」と紹介しています。説明の違いを頭に入れたうえで、吹き比べて決めてみてください。
セルマーUSAのバスクラを買ったけれど、使っている人が少なくて情報がない、という相談です。
セルマー・パリとは別に、セルマーUSAのバスクラも出回っています。代理店によると、ルブランのバスクラL7168は「Selmer U.S.A 1430LPモデルの後継機種」です。
型番や年代がはっきりしない時は、楽器店に実物を見せて相談しておくと安心です。調整や部品の相談先も、その時に聞いておきましょう。
中古でセルマーを探す時・手放す時の考え方
中古のセルマーのバスクラを探す時は、型番と最低音、タンポやコルクの状態、お店の保証の範囲を確かめます。古いモデルは、部品の手配ができるかも聞いておきましょう。
新品は予算的に難しくて、『中古のセルマーならどうだろう』と考える方も多いはずです。中古は1本ずつ状態が違うので、見るところを先に決めておくと迷いません。
- プリヴィレッジか、それより前のモデルか
- 最低音はLow E♭かLow Cか
- タンポ・コルク・フェルトの状態とオーバーホールの有無
- キーの曲がりや腐食がないか
- お店の保証期間と、保証の対象になる範囲

管楽器店の解説では、海外メーカーの楽器は国内でカタログ落ちしていないかも見ておくとよいとされています。部品がそろうかどうかに関わるからです。
くわしい確かめ方は中古のバスクラの選び方で紹介しています。
使わなくなったセルマーは、次の奏者へ
卒業や買い替えで使わなくなったバスクラは、買取に出して次の奏者に回す方法もあります。売る時の流れはバスクラを売るには?楽器買取の流れでまとめています。
バイセル 楽器買取
使わなくなったバスクラは、出張買取で査定してもらう方法も
重くて大きいバスクラは、持ち運ばずに自宅で査定してもらえる出張買取が便利です。バイセルの管楽器買取は出張・宅配・店頭の3つの方法があり、出張料や査定料などの手数料は無料と案内されています。査定前に軽く汚れを拭き、ケースやマウスピースなどの付属品をそろえておきましょう。
無料バイセルの管楽器買取を見る買取の可否・条件・金額は公式サイトでご確認ください。
よくある質問
セルマーのバスクラはどんなモデルがありますか?
国内代理店に載っているセルマー・パリのバスクラは「プリヴィレッジ」で、Low E♭モデル、Low Cモデル、Low CのBlack仕様があります。
セルマーのバスクラリネットにLow Cモデルはありますか?
あります。プリヴィレッジLow Cは22キーで、E♭レバーと親指E♭キーが付いています。
セルマーのバスクラはローズウッド製ですか?
代理店の掲載では、プリヴィレッジのボディは最高級グラナディラ材です。ローズウッド材が使われているのは、コントラバスクラリネット28です。
セルマーのバスクラの値段はいくらですか?
2026年10月時点の代理店の表示では、税込でLow E♭が2,354,000円、Low Cが2,618,000円、Low C Black仕様が3,366,000円です。
注文してからすぐ届きますか?
代理店は、モデルによっては納期が必要な場合があると案内しています。必要な時期が決まっている時は、早めに楽器店へ相談しておきましょう。
まとめ
- セルマー・パリのバスクラは「プリヴィレッジ」のLow E♭とLow C
- 管体はどちらも最高級グラナディラ材で、違いは最低音とキーの数
- 2026年10月時点の代理店の表示は、税込2,354,000円〜3,366,000円
- メーカーで比べる時は、最低音・素材・ピッチ・付属品を並べて吹き比べる
- 中古は型番と最低音、消耗品の状態、保証の範囲を確かめる





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