当サイトの記事は編集部がメーカー・楽器店・公的機関などの公開情報を調べて独自に執筆しています。記事内に楽器買取サービスへの案内を含みます。
バスクラを選ぼうとして、『メーカーがたくさんあって、何を基準に比べればいいのか分からない』と手が止まっている方も多いはずです。
結論から言うと、バスクラのメーカー選びは管体の素材、最低音、使う人、予算の4ステップで絞るのが近道です。メーカー名から入るより、自分に必要な仕様を先に決めたほうが迷いません。
この記事では、4つのステップと、各メーカーの特徴を公式の説明だけで並べた一覧を紹介しますね。
バスクラの選び方は4ステップで考える
バスクラは「管体の素材」「最低音(ショート管かロング管か)」「使う人(個人か学校か)」「予算」の順に決めると、候補のメーカーとモデルが自然に絞れます。
『有名なメーカーを選べば間違いないのでは?』と思いますよね。
ただ、同じメーカーでも、樹脂製と木製、Low E♭とLow Cのモデルがあり、値段も大きく違います。メーカー名だけで決めると、必要な最低音が出ない楽器を選んでしまうこともあるんです。

- 管体の素材を決める:樹脂(プラ管)か、木(グラナディラ)か
- 最低音を決める:Low E♭のショート管か、Low Cのロング管か
- 使う人を決める:個人で長く使うか、学校で共用するか
- 予算を決める:新品の希望小売価格と、中古・レンタルも比べる
ここが、この記事でいちばん伝えたいところです。1から順に決めていけば、メーカーの比較はぐっと楽になります。
| ステップ | 決めること | 迷った時の聞き方 |
|---|---|---|
| 素材 | 樹脂か木か | 「プラ管でも合奏で困りませんか」 |
| 最低音 | Low E♭かLow Cか | 「Low Cが出てくる曲はありますか」 |
| 使う人 | 個人か学校か | 「何年くらい使う予定ですか」 |
| 予算 | 上限の金額 | 「中古やレンタルも候補にしますか」 |
ステップ1:素材で選ぶ(プラ管・木製・メタル)
バスクラの管体は、主に樹脂(ABS樹脂などのプラ管)と木(グラナディラ)です。プラ管は割れの心配が少なく、木製は上位モデルの多くで使われています。
バスクラのプラ管はどう?
知恵袋では、バスクラのプラ管をどう思うか、という相談がとても多く見られました。
メーカーの説明を見ると、プラ管は扱いやすさが強みです。J.MichaelはCLB-2300を「割れにくいABS管体」と説明し、ヤマハはYCL-221IIを「ABS樹脂製の管体ながらプロモデルに近い音色」と紹介しています。
『趣味程度なら、グラナディラの高い楽器は必要?』という相談もありました。吹く場面と予算によっては、プラ管を選ぶのも自然な選択です。
| 素材 | 主なモデルの例 | 公式・代理店の説明から分かること |
|---|---|---|
| ABS樹脂 | J.Michael CLB-2300、ヤマハ YCL-221II、ジュピター JBC1000S | 割れにくい、取り扱いやすい |
| コンポジット材・合成木製 | ルブラン L7168、Brasspire BPCLB-40RS | 木目調の高密度プラスチックや合成木製の管体 |
| グラナディラ(木) | ヤマハ YCL-621II・622II、クランポン全機種、セルマー プリヴィレッジ | 上位モデルの多くに使われる |
グラナディラとグレナディラ、表記の違い
木製のバスクラを調べていると、「グラナディラ」と「グレナディラ」の2つの表記を見かけますよね。
ヤマハやセルマーの代理店は「グラナディラ」、ビュッフェ・クランポンは「グレナディラ」と書いています。メーカーごとの表記の違いなので、検索する時は両方で探してみると情報が見つかりやすいですよ。
木製のバスクラは割れへの気配りも
木の管体は、乾燥や温度の変化に気を配る必要があります。楽器店の解説では、使い始めの1〜2ヶ月は長時間の演奏を避け、こまめにスワブで水分を取るよう案内しています。
メタル(金属製)のバス・クラリネットは?
メタルのバス・クラリネットを探している方もいるかもしれません。今回、メーカー公式や国内代理店で、現行品の金属製バスクラリネットは確認できませんでした。
ネックとベルは多くのモデルで金属製なので、「金属の部分がある楽器」という意味なら、どのメーカーにも当てはまります。
中古やネットで「メタル」と書かれた楽器を見かけた時は、どこが金属なのか、最低音はどこまでかをお店に確かめてもらうと安心です。古い楽器は部品が手に入りにくいこともあるので、修理を頼めるお店があるかも聞いておきましょう。
ステップ2・3:最低音と使う人で絞る
吹く曲にLow Cが出てくるならロング管、そうでなければショート管も候補になります。学校で共用するなら扱いやすさ、個人で長く使うなら試奏での好みを重視します。
ショート管(Low E♭)とロング管(Low C)は、出せる最低音が違います。楽器店の解説では、ショート管は扱いやすく価格も抑えめ、ロング管は深みのある重厚な響きで、さまざまな曲に対応できるとされています。
違いのくわしい話はバスクラのロング管とショート管の違いで紹介しています。
| 使う人・場面 | 考えやすい仕様 | 確かめること |
|---|---|---|
| 学校で共用する | 樹脂製のショート管 | 学校の指定、保管場所 |
| 中高生が個人で使う | 樹脂製か木製、学校の指定に合わせる | 顧問の先生の考え、予算 |
| 社会人団体で吹く | 木製、曲によってロング管 | 団体の曲目、持ち運び |
| オーケストラで吹く | ロング管が候補 | 吹く曲の最低音 |
学校の楽器として選ぶ時
学校の備品として選ぶ時は、毎年いろいろな生徒が使うことを考えておきたいですね。
J.MichaelはCLB-2300を「重量も軽く扱いやすいため、野外での演奏やマーチングにも最適」と説明し、メーカー3年サポートの「お客様カード」も付属するとしています。一方、ヤマハの安心アフターサポートは学校備品を対象外としているので、保証の条件はメーカーごとに確かめておきましょう。
- 樹脂製か木製か、管理のしやすさで考える
- 最低音が、部で演奏する曲に合っているか
- メーカー保証の対象に学校備品が入るか
- 修理や調整を頼めるお店が近くにあるか
『部活の楽器と同じメーカーのほうがいい?』と迷う方もいますよね。そろえる決まりがあるかは学校によるので、気になる時は顧問の先生に聞いてみてください。指定がなければ、まずは仕様と吹きやすさで比べてみましょう。
バス・クラリネットのメーカー一覧と比較
バスクラのメーカーは、ヤマハ・ビュッフェ・クランポン・セルマーのほか、ルブラン、ジュピター、J.Michael、Brasspire、F.A.ユーベル、アマティなどがあります。特徴は各社の公式・代理店の説明で比べましょう。
ここでは、おすすめの順位はつけず、公式の説明から分かる特徴だけを並べます。価格は2026年10月時点の公式・代理店表示(税込)です。

| メーカー | 主なモデル | 素材 | 最低音 | 公式・代理店の説明 |
|---|---|---|---|---|
| ヤマハ | YCL-221II/621II/622II | ABS樹脂/グラナディラ | Low E♭/Low C | 221IIは621IIをベースに設計、622IIはLow Cまで |
| ビュッフェ・クランポン | 1180/プレスティージュ/トスカ | グレナディラ | E♭/D/C | 1180は学生向け、トスカは交響楽団用に設計 |
| セルマー・パリ | プリヴィレッジ | グラナディラ | Low E♭/Low C | 丸みのある暖かな音、全音域での均一性 |
| ルブラン | L7168 | コンポジット材 | E♭ | Selmer U.S.A 1430LPモデルの後継機種 |
| ジュピター | JBC1000S | ABS樹脂 | Low E♭ | 調整可能な指掛け、銀メッキ仕上げのキィ |
| J.Michael | CLB-2300 | ABS樹脂 | E♭ | 割れにくいABS、軽く扱いやすい |
| Brasspire Unicorn | BPCLB-40RS | 合成木製 | Low C | 座奏用と立奏用のペグ付き(販売店の記事) |
| F.A.ユーベル | Emperior | グラナディラ | Low C | 低音トリプルDキー、E♭/A♭レバー付 |
| アマティ | ACL 691・692など | グレナディラ | low E♭/low C | 国内の希望小売価格は未確認 |
各メーカーの特徴は、それぞれの記事でくわしく紹介しています。
- ヤマハはヤマハのバスクラ
- ビュッフェ・クランポンはクランポンのバスクラ
- セルマーはセルマーのバスクラ
- そのほかのメーカーはルブラン・ジュピターなどのバスクラ
バス・クラリネットのおすすめメーカーは?
『結局、どのメーカーがおすすめなの?』と聞きたくなりますよね。
ただ、音色の好みや吹きやすさは人によって違うので、この記事ではメーカーの順位はつけていません。4ステップで仕様を決めてから、候補のメーカーを2〜3社に絞って試奏するのがおすすめです。
- 低音域から高音域まで、音の出しやすさ
- レジスターキーで上の音域へ移る時の鳴り方
- 構えた時の重さとバランス
- キイの位置が自分の手に合うか
- ケースの持ち運びやすさ
メーカー比較で迷った時の判断表
候補が2社まで絞れたのに決めきれない、ということもありますよね。そんな時は、自分がいちばん困っていることから考えてみてください。
| いちばん気になること | 比べるポイント | 見るところ |
|---|---|---|
| 割れや扱いが心配 | 管体の素材 | 樹脂か木か、メーカーの説明 |
| 吹く曲の最低音 | Low E♭かLow Cか | 楽譜の最低音、モデルの仕様 |
| 高い音の安定 | レジスターキーの仕組み | 試奏での鳴りやすさ |
| 持ち運び | ケースの形と重さ | 付属ケースの種類 |
| 買った後の安心 | 保証と点検 | メーカー保証、お店の点検サービス |
試奏の時、毎回違うマウスピースやリードで吹いてしまうことです。楽器の違いが分からなくなるので、いつも使っているマウスピースとリードを持っていき、同じ条件で比べましょう。
買う前に知っておきたい、取扱店と納期
メーカーによっては、公式サイトで直販していないこともあります。ビュッフェ・クランポンの製品ページは、在庫状況を各店舗に問い合わせるよう案内しています。
セルマー・パリの国内代理店は、モデルによっては納期が必要な場合があると説明しています。演奏会に間に合わせたい時は、早めにお店に相談しておくと安心です。
ステップ4:予算で比べる
新品の希望小売価格(税込)は、樹脂製のJ.Michael CLB-2300の275,000円から、セルマー プリヴィレッジ Low C Black仕様の3,366,000円まで幅があります。素材と最低音で価格帯が分かれます。
| 価格帯の目安 | 主なモデル(希望小売価格・税込) |
|---|---|
| 樹脂製の入門モデル | J.Michael CLB-2300 275,000円、ヤマハ YCL-221II 385,000円、ジュピター JBC1000S 440,000円(販売店の表示) |
| 合成木製・コンポジット材 | Brasspire BPCLB-40RS 572,000円、ルブラン L7168 917,400円 |
| 木製のLow E♭ | ヤマハ YCL-621II 1,034,000円、クランポン 1180 1,048,300円 |
| 木製の上位モデル | ヤマハ YCL-622II 1,386,000円、クランポン プレスティージュ 2,107,600円〜、セルマー プリヴィレッジ 2,354,000円〜 |
価格は改定されることがあるので、最新の価格は各公式で確かめてください。
すぐに買うのが難しい時は、レンタルで一度使ってみる方法もあります。ヤマハ公式のレンタルでは、YCL-221IIの中古・ロングプランが月11,440円(税込・最短7ヶ月から)です(2026年10月時点)。価格帯のくわしい見方はバスクラの値段でまとめています。
買い替えの時は手元の楽器も査定に
ショート管からロング管へ、プラ管から木製へと買い替える時は、今の楽器をどうするかも考えておきたいところです。
使わなくなった楽器は、後輩に譲る、楽器店の下取りに出す、楽器買取に出すといった方法があります。買取に出すと、次の楽器の予算に回せることもあります。
バイセルは、査定前に汚れを軽く拭き取り、ケースや保証書、マウスピースなどの付属品をそろえて出すことを高く売るコツとして挙げています。重いハードケースの楽器は出張買取がおすすめとも案内しています。
売る流れや準備はバスクラを売るには?楽器買取の流れでくわしく紹介しています。
バイセル 楽器買取
使わなくなったバスクラは、出張買取で査定してもらう方法も
重くて大きいバスクラは、持ち運ばずに自宅で査定してもらえる出張買取が便利です。バイセルの管楽器買取は出張・宅配・店頭の3つの方法があり、出張料や査定料などの手数料は無料と案内されています。査定前に軽く汚れを拭き、ケースやマウスピースなどの付属品をそろえておきましょう。
無料バイセルの管楽器買取を見る買取の可否・条件・金額は公式サイトでご確認ください。
バスクラ選びでよくある相談
知恵袋では「バスクラの難しさ」「プラ管はどうか」「アメリカのセルマーはプラ管だけか」といった相談が目立ちました。選ぶ前の不安は、仕様を確かめると解消しやすくなります。
相談1:バスクラはB♭クラリネットに比べて何が難しい?
いちばん閲覧が多かった相談です。楽器店の解説では、運指はB♭クラリネットとほぼ同じで、低音域にバスクラならではの運指があるとされています。
ビュッフェ・クランポン・ジャパンは、バスクラにはクラリネットとは違う、楽器やマウスピースに合わせたアンブシュアがあると説明しています。選ぶ時は、試奏で自分の口に合うかを確かめてみてください。
相談2:プラ管でもいい音は出る?
ヤマハは、YCL-221IIについて樹脂の管体ながらプロモデルに近い音色と説明しています。
「プラ管だから」とあきらめず、まずは吹き方と楽器の調整で音を育ててみましょう。
知恵袋には、『高校でバスクラを希望しているけど、学校のバスクラがプラ管1台しかない』という相談もありました。
そんな時は、まず学校の楽器でしっかり吹き込んでみてください。調子が気になる時は、顧問の先生に相談して楽器店で点検してもらうと、鳴り方が変わることもあります。
マイ楽器を考えるのは、続けたい気持ちと吹く曲の最低音がはっきりしてからでも遅くありません。その時は、この記事の4ステップで比べてみてくださいね。
相談3:プラ管のバスクラはどれくらいで買える?
メーカー公式・代理店で確認できた樹脂製の新品は、J.Michael CLB-2300が税込275,000円、ヤマハ YCL-221IIが385,000円、ジュピター JBC1000Sが440,000円(販売店の表示)でした(2026年10月時点)。
プラ管でも、クラリネットと比べると大きな買い物ですよね。中古やレンタルも含めて考えると、予算の選択肢が広がります。
相談4:アメリカのセルマーのバスクラはプラ管?1430LPは?
国内代理店の説明では、ルブランのL7168は「Selmer U.S.A 1430LPモデルの後継機種」で、ボディは木目調のコンポジット材(高密度プラスチック)です。
一方、セルマー・パリのプリヴィレッジはグラナディラ材です。同じ「セルマー」でも、どの会社のモデルかで素材が違う点に注意しましょう。
バスクラでピンクゴールドと見かけたら
検索でバスクラのピンクゴールドを探している方もいますよね。今回の調査では、本体ではなく付属品でピンクゴールドの仕上げが確認できました。
バンドーレンのM|Oリガチャーのバスクラリネット用(LC54)には、ブラック・ピューター・シルバーのほか、ピンクゴールドの仕上げがあります。リガチャーの選び方はバスクラのマウスピース・リガチャーの選び方で紹介しています。
教則本は、この記事では書名を挙げていません。選ぶ時は、バスクラ用の運指表が載っているか、ショート管とロング管の両方に触れているか、練習曲の音域が今の自分に合うかを見てみてください。先生に「今の自分に合う教則本はどれですか」と聞くのも近道です。
よくある質問
バス・クラリネットのメーカーにはどこがありますか?
ヤマハ、ビュッフェ・クランポン、セルマー・パリのほか、ルブラン、ジュピター、J.Michael、Brasspire、F.A.ユーベル、アマティなどがあります。
バスクラのプラ管は吹奏楽で使えますか?
ヤマハやJ.Michaelは樹脂製のモデルを出していて、扱いやすさを説明しています。学校や団体の指定がないか、顧問の先生に確かめてから選びましょう。
バス・クラリネットのおすすめは?
この記事では順位はつけていません。素材・最低音・使う人・予算の4ステップで仕様を決め、候補のメーカーを試奏して選ぶのがおすすめです。
メーカー比較で一番見るべき点は?
最低音と素材です。同じメーカーでも、Low E♭かLow Cか、樹脂か木かで価格と使える曲が変わります。
使わなくなったバスクラはどうすればいいですか?
後輩に譲る、楽器店の下取りに出す、楽器買取に出すといった方法があります。買取に出す時は付属品をそろえておきましょう。
まとめ
- バスクラは、素材・最低音・使う人・予算の4ステップで選ぶ
- プラ管は割れの心配が少なく、木製は上位モデルの多くで使われる
- メーカーの特徴は、公式・代理店の説明で比べる
- 新品の希望小売価格は、税込275,000円から3,366,000円まで幅がある
- 買い替えの時は、手元の楽器の査定も考えておく





コメント