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部活のバスクラが「ロング管」か「ショート管」かで、何が違うのか気になっている方も多いはずです。
結論から言うと、バスクラのロング管は記譜のドまで出せるLow C、ショート管は記譜のミ♭までのLow E♭です。吹奏楽やオーケストラの曲に広く対応したいならロング管、扱いやすさを重視するならショート管が目安になります。
この記事では、2つのタイプを4つのポイントで比べて、自分にどちらが要るかを判断できるようにしますね。
バスクラのロング管とショート管の違いは?まずは結論
違いは「出せる一番低い音」です。ロング管はLow C(記譜のド)まで、ショート管はLow E♭(記譜のミ♭)まで出せます。それに合わせて、管の長さや重さ、値段も変わってきます。
楽器店の解説では、バスクラには最低音が違う2つのタイプがあり、Low E♭タイプをショート管、Low Cタイプをロング管と呼ぶと紹介されています。
バスクラリネットのLow Cとは、記譜のドが一番低い音のタイプのことです。管がそのぶん長くなるので、ロング管と呼ばれているんですね。
楽譜や楽器の案内では「Low C」「LowC」「lowc」と書き方が揺れることもありますが、どれも同じ意味です。バスクラのlowcと見かけたら、ロング管のことだと考えて大丈夫ですよ。

4つのポイントで比べる早見表
ここが大事なところです。ロング管とショート管の違いは、次の4つで考えると分かりやすいですよ。
| 比べるところ | ショート管(Low E♭) | ロング管(Low C) |
|---|---|---|
| 出せる最低音 | 記譜ミ♭(実音レ♭) | 記譜ド(実音シ♭) |
| 重さ・大きさ | 管が短めで扱いやすい | 管が長く、ケースも大きい |
| 値段の傾向 | 比べるとお求めやすい | 同じシリーズなら高めになる |
| 向く場面 | 初めての人・運びやすさ重視 | 吹奏楽やオーケストラの幅広い曲 |
楽器店の解説では、ショート管は初めての人でも扱いやすく明るい音色、ロング管は深みのある重厚な響きで、音域が広がるので様々な曲に対応できると紹介されています。
ポイント1:出せる最低音
楽器店の解説によると、ショート管の最低音はクラリネットでいう「ミ♭」で、実音ではレ♭です。ロング管の最低音は「ド」で、実音ではシ♭になります。
ヤマハのYCL-622IIは、Low D・C♯・Cのキイを持ち、Low Cまで出すことができると説明されています。音域や楽譜の読み方はバスクラの音域と楽譜で詳しくまとめています。
ポイント2:重さと大きさ
ショート管とロング管それぞれの重さを、メーカーが公表した数字は見当たりませんでした。ただ、管が長くなるぶん、ロング管のほうが大きく重くなります。
J.Michaelの代理店は、Low E♭のバスクラはLow Cに比べて重量も軽く、初心者にも吹きやすいと説明しています。
分かりやすいのがケースの違いです。BAMのバスクラ用セミハードケースでは、サイズと重さがこれだけ変わります。
| ケース | 大きさ | 重さ |
|---|---|---|
| Low E♭用 | 約673×304×228mm | 約3.2kg |
| Low C用 | 約813×330×228mm | 約4.2kg |
ロング管の重さの参考になるのが、専門誌The Clarinetの実測です。
ビュッフェ・クランポン ToscaのLow Cで、ネック・上管・下管・ベルの4つを足すと約3.6kgになります。マウスピースやエンドピンは入っていない、特定の機種の数字です。
ケースだけで約1kg違うので、持ち運ぶ機会が多い人は気にしておきたいところです。ケース選びはバスクラのケースの選び方で紹介しています。
ポイント3:値段の傾向
『ロング管の値段ってどれくらい違うの?』と気になりますよね。楽器店の解説では、ショート管はロング管に比べて価格帯もお求めやすいと紹介されています。
ヤマハの希望小売価格でも、Low CまでのYCL-622IIは、Low E♭のYCL-621IIより高く設定されています。セルマーのプリヴィレッジも、Low E♭モデルとLow Cモデルで価格が分かれています。
具体的な金額はバスクラの値段でまとめているので、予算の目安はそちらで確かめてみてください。
ポイント4:必要になる場面
ビュッフェ・クランポン・ジャパンのテスターへのインタビューでは、20世紀初頭まではLow E♭がバスクラの標準だったと説明されています。その後、低い音が書かれるようになり、近現代ではLow Cまで必要な場面が増えたそうです。
同じインタビューでは、Low C管であれば基本的にすべてのレパートリーに対応できるとしています。
例えば、オーケストラで近現代の曲を演奏する社会人団体なら、Low Cまでの音が楽譜に出てくることがあります。所属している団体の楽譜を何曲か見て、ミ♭より下の音がどれくらい出てくるか確かめておくと判断しやすいですよ。
同じインタビューでは、Low C管が常に一番いいわけではなく、Low E♭までの短い楽器には発音の速さ、柔軟性、響きの軽さという良さがあると話しています。
Low Dモデルや延長管タイプもある
実は、ロング管とショート管の間にあたるタイプもあります。ビュッフェ・クランポン・ジャパンのラインナップには、最低音がE♭、D、Cのモデルと、延長管でDとCを切り替えられるモデルがあります。
| タイプ | 最低音 | 特徴 |
|---|---|---|
| Low E♭ | ミ♭ | ショート管。扱いやすい |
| Low D | レ | Low E♭をベルではなく管の音孔から出せる |
| Low D/C切替 | レまたはド | 延長管を外すとLow D、付けるとLow C |
| Low C | ド | ロング管。幅広い曲に対応 |
テスターへのインタビューでは、Low Dモデルは低いミ♭をベルではなく管体側の音孔から出せるので、まわりの音と音色をそろえやすいと説明されています。
延長管タイプについては、延長管を外した短い状態だけでも、多くのレパートリーを演奏できるとテスターが話しています。
- 型番を見て、メーカーの製品ページで最低音を確かめる
- 運指表に低いレ、ド♯、ドのキイが載っているか見る
- 指導者や先輩に「Low Cまで出る楽器ですか?」と聞く
自分にはどちらが要る?判断表
『結局、私にはどっちがいいの?』と迷う方も多いですよね。使う場面ごとに、目安をまとめました。
| こんな時 | 目安 | 理由 |
|---|---|---|
| 吹奏楽部で幅広い曲を吹く | ロング管 | ほぼ全ての曲に対応しやすい |
| オーケストラで低い音が書かれた曲を吹く | ロング管 | 近現代の曲でLow Cまで必要な場面がある |
| 初めてバスクラに触れる | ショート管でも始めやすい | 扱いやすく、重量も軽め |
| 野外や移動の多い演奏 | ショート管 | 管もケースも小さく運びやすい |
| ソロやアンサンブルの曲が決まっている | 楽譜の最低音で決める | 必要な最低音が出るかが大事 |

楽器店の解説では、同店ではロング管が人気で、低音が豊かで響きがあること、吹奏楽やオーケストラのほぼ全ての曲に対応できることを理由に挙げています。
例えば、部の楽譜でバスクラのパートに記譜のレやドが出てくるなら、ロング管でないと吹けない音があります。逆に、ミ♭より下が出てこない曲が中心なら、ショート管でも困らないことが多いですよ。
ロング管とショート管を持ち替える時
部活では、昨日までロング管だったのに急にショート管を吹くことになる、という場面もありますよね。『長さが違うだけなのに、なんだか慣れない…』と感じるのは自然なことです。
- ペグの長さを調整し直して、口の高さを合わせる
- 運指表で、使えなくなる音・増える音を確かめる
- 低い音のロングトーンで、響き方の違いに耳を慣らす
- 曲の中の低い音の部分だけを取り出して練習する
管の長さが変わると、楽器の高さや重さのバランスも変わります。まずは構えを合わせ直すところから始めると、早く慣れやすいですよ。
「みんながロング管を使っているから」と、使う曲を確かめずに選んでしまうことです。買う前やレンタルする前に、これから吹く楽譜の最低音を確かめておきましょう。中古で探す時のポイントは中古のバスクラの選び方で紹介しています。
知恵袋でよくあるロング管とショート管の相談
Yahoo!知恵袋には、ロング管とショート管についての相談がよく寄せられています。閲覧の多いものから3つ選んで、要点をお答えしますね。
バスクラはロング管とショート管のどちらが一般的なのか知りたい、という相談です。
楽器店の解説では、吹奏楽やオーケストラのほぼ全ての曲に対応できることから、ロング管が人気だと紹介されています。
ただ、ショート管にも扱いやすさや響きの軽さといった良さがあります。主流かどうかより、自分が吹く曲に必要な最低音で考えるのがおすすめです。
2つのタイプで運指が同じなのか知りたいという相談です。
基本は同じです。
楽器店のリペアの解説では、中音域から高音域は基本的にB♭クラリネットと同じ運指だと説明されています。低音域はバスクラならではの指使いになり、Low E♭とLow Cでも少し変わるそうです。
違いが出るのは主に低い音なので、運指表で確かめておけば大丈夫ですよ。指使いはバスクラの運指表の見方で詳しく紹介しています。
部活でロング管を吹くことになり、ミ♭より下の音の指使いが分からないという相談です。
『いきなり知らない音が増えた…』と焦りますよね。ロング管で増えるのは、ミ♭より下のレ、ド♯、ドの音です。
まずは楽器に付いてきた運指表か、メーカーの取扱説明書の運指図を見てみてください。ヤマハのクラリネット取扱説明書には、バスクラリネット用の運指図も載っています。
「先輩、この低いドってどの指ですか?」
「運指表のこのページに載ってるよ。キイの場所を一緒に確かめてみよう」
バスクラ全体の基本はバスクラとは?でまとめています。
買い替えでショート管からロング管に移る時など、使わなくなった楽器は買取に出して次の奏者に回す方法もあります。
バイセル 楽器買取
使わなくなったバスクラは、出張買取で査定してもらう方法も
重くて大きいバスクラは、持ち運ばずに自宅で査定してもらえる出張買取が便利です。バイセルの管楽器買取は出張・宅配・店頭の3つの方法があり、出張料や査定料などの手数料は無料と案内されています。査定前に軽く汚れを拭き、ケースやマウスピースなどの付属品をそろえておきましょう。
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よくある質問
バスクラのロング管とショート管は何が違いますか?
一番の違いは出せる最低音です。ロング管は記譜のド(Low C)、ショート管は記譜のミ♭(Low E♭)まで出せます。管の長さや重さ、値段もそれに合わせて変わります。
バスクラのショート管の最低音は何ですか?
記譜のミ♭で、実音ではレ♭です。楽器店の解説ではクラリネットでいう「ミ♭」と紹介されています。
ショート管の重さはどのくらいですか?
メーカーが公表した本体の重さは見当たりませんでした。ケースで比べると、BAMのセミハードケースではLow E♭用が約3.2kg、Low C用が約4.2kgです。
バスクラのロング管の値段はショート管より高いですか?
同じメーカー・シリーズで比べると、ロング管のほうが高く設定されていることが多いです。ヤマハでもLow CまでのYCL-622IIは、Low E♭のYCL-621IIより希望小売価格が高くなっています。
Low Dのバスクラはロング管とショート管のどちらですか?
最低音が記譜のレまでのタイプで、2つの間にあたります。延長管を付け外ししてLow DとLow Cを切り替えられるモデルもあります。
初めて買うならロング管とショート管のどちらがいいですか?
吹く曲に必要な最低音で決めるのがおすすめです。吹奏楽で幅広い曲を吹くならロング管、扱いやすさや運びやすさを重視するならショート管が目安になります。
まとめ
- ロング管はLow C(記譜ド)まで、ショート管はLow E♭(記譜ミ♭)まで出せる
- ロング管は深みのある響きで、吹奏楽やオーケストラの幅広い曲に対応しやすい
- ショート管は扱いやすく重量も軽めで、値段もお求めやすい傾向
- Low Dモデルや延長管でDとCを切り替えるタイプもある
- 迷ったら、これから吹く楽譜の最低音で決める





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