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バスクラを持ち帰ることになって、『付属のケースのままで大丈夫?』『リュック型に替えたほうがいい?』と迷っている方も多いはずです。
結論から言うと、バスクラのケースはまず自分の楽器が入るかを確かめ、そのうえで移動手段に合う形を選ぶのが基本です。Low C用とLow E♭用ではケースの大きさが違うので、最低音の確認から始めましょう。
この記事では、ケースを「ハードケース」「ケースカバー」「リュック型・軽量ケース」の3つに分けて、選び方を見ていきますね。
バスクラのケースはどれくらい大きい?
バスクラのケースはB♭クラリネットのケースよりかなり大きく、Low C用はさらに長くなります。買う前に、楽器の最低音と機種名を確かめておくことが大切です。
専門誌『The Clarinet』の実測では、ビュッフェ・クランポンのTosca(トスカ)のケースは77cm×23.6cm×20cmでした。B♭クラリネットのケースは37.6cm×16cm×9.6cmなので、長さは倍以上あるんです。
| ケース | 大きさ(実測・表示) | 重さ |
|---|---|---|
| B♭クラリネット(同誌の実測) | 37.6×16×9.6cm | 記載なし |
| バスクラリネット Tosca(実測) | 77×23.6×20cm | 記載なし |
| BAM セミハード Low E♭用(表示) | 約673×304×228mm | 約3.2kg |
| BAM セミハード Low C用(表示) | 約813×330×228mm | 約4.2kg |
ケースの重さに、楽器本体の重さが加わります。持ち運びの重さの考え方はバスクラの重さ・大きさで紹介しています。
Low C用とLow E♭用で何が違う?
最低音がLow Cまであるロング管は管が長いので、ケースも長くなります。上の表でも、同じシリーズのLow C用はLow E♭用より長く、重く表示されています。
ロング管とショート管の違いはロング管とショート管の違いで詳しく紹介しています。
ケースは「ハードケース」「ケースカバー」「リュック型」の3つで考える
ここが大事なところです。ケース選びで迷うのは、守る力と運びやすさのどちらを優先するかが人によって違うからなんです。
ハードケース・セミハードケース・ケースカバーの違いをメーカーが定義したページは見当たりませんでした。ここでは一般的な使われ方として、次のように分けて考えます。

| 種類 | どんな物か | 向いている場面 |
|---|---|---|
| ハードケース | 楽器付属の硬いケース。楽器の形に合わせて収める | 置いておく・車で運ぶ |
| ケースカバー | ハードケースの上からかぶせる布製のカバー。肩掛けや背負いができる物も | ハードケースのまま持ち歩く |
| リュック型・セミハード | 背負えるベルト付きのケース | 徒歩や電車で長く運ぶ |
『結局どれを買えばいいの?』と思ったら、まずは付属のケースで1〜2週間運んでみてください。どこがつらいかが分かってから、カバーかリュック型かを決めても遅くありませんよ。
付属のケースを確かめる
まずは今のケースを見てみましょう。ヤマハのYCL-221IIの付属ケースはCLC-221IIで、ケースカバーは付いていないと仕様表に書かれています。
ビュッフェ・クランポンのプレスティージュ(Low E♭/Low C)は、ナイロン外装のバックパックケースが付属しています。最初から背負えるケースが付く機種もあるので、買い足す前に確認しておきましょう。
| 機種 | 付属ケース(公式の表記) |
|---|---|
| ヤマハ YCL-221II | CLC-221II(ケースカバーなし) |
| ビュッフェ・クランポン 1180 | BC1180専用ケース |
| ビュッフェ・クランポン プレスティージュ | ナイロン外装バックパックケース |
| ビュッフェ・クランポン トスカ to low C | Tosca専用HIGHTECH仕様ケース |
| セルマー プリヴィレッジ | オリジナル・コンパクト・ケース |
移動手段で選ぶバスクラのケース
徒歩や電車で長く運ぶならリュック型、車で運ぶならハードケースのままでも困りにくいです。どれを選ぶ時も、楽器はケースにしまって移動します。
『毎日電車で持ち帰るのはつらいかも…』という方も多いですよね。移動手段ごとに、選び方の目安を表にしてみました。
| 移動手段 | 困りやすいこと | 選び方の目安 |
|---|---|---|
| 徒歩・自転車 | 長い距離を持ち続けて腕や肩が疲れる | 両肩で背負えるリュック型 |
| 電車・バス | 混雑の中で長いケースがぶつかる | 背負えて体に沿う形、雨の日用のカバー |
| 車 | 積み下ろしの時にぶつける | ハードケースのまま、平らに置ける場所を確保 |
| 部室に置くだけ | 持ち運びはほぼない | 付属のハードケースで十分 |

ビュッフェ・クランポン・ジャパンは、割れの予防として、移動の時は楽器をケースにしまうよう案内しています。ケース内に乾燥剤などを入れておくのは勧めないとも説明しています。
- 楽器の最低音(Low E♭かLow Cか)を確かめた
- 機種名を販売店に伝えて、入るか確認した
- 主な移動手段(徒歩・電車・車)を決めた
- 雨の日の運び方を考えた
- ケースだけの重さも見比べた
雨の日と冬の移動
雨の日は、ケースが濡れないようにするのが第一です。BAMのTREKKINGのように、レインカバーを収めたポケットが付いているケースもあります。
冬は温度差にも気を配りたいところです。ヤマハは、使う前にケースから出して楽器全体が室温に慣れるのを待ってから吹くよう案内しています。
寒い外から部屋に入ったら、ケースを開けてすぐ吹き始めず、少し時間を置いてみてください。
リュック型・軽量ケースの選び方
BAM(バム)のバスクラリネットケースの例
リュック型の例として、BAMのバスクラリネット用セミハードケース「TREKKING」を見てみます。販売店の説明では、ショルダーベルトとリュック式ベルトの両方が付いていて、リュック式ベルトはケースの中に収納できます。
前面には拡張ポケット、背面上部のポケットにはレインカバーが収められています。品番は3025SN(Low E♭用)と3026SN(Low C用)です。
価格は、2026年10月時点の販売店表示で税込64,680〜68,640円でした。最新の価格は販売店で確かめてみてください。
「バスクラ用」と書かれていれば入ると思い込むことです。販売店の説明では、BAMのこのケースは、ヤマハのYCL-221IIやルブランの160Sなど上管が長いバスクラは収納が難しい場合があるとされています。
バスクラとクラリネットを一緒に運ぶ
B♭クラリネットと持ち替える方には、2本を一緒に入れるダブルケースもあります。例えばマーカスボナのバスクラリネット&クラリネット ダブルケースには、Low Cのバスクラ1本とクラリネット1本が入ります。リュック・手持ち・ショルダーの3通りで運べると販売店は説明しています。
ナイロン製で重さは3.8kg、大きさは縦820×横280×奥行165mmと表示されています。ただ、下管の全長が65cmを超えるバスクラは入らないとされているので、サイズの確認は欠かせません。
軽量なケースを選ぶ時の考え方
『とにかく軽いケースがいい』という声もよく聞きます。ただ、軽さだけで選ぶと、守りの面で物足りないと感じることもあります。
毎日の移動距離と、ぶつける心配のある場面を思い浮かべて選んでみてください。
「軽いケースにしたら、楽器が守れるか心配です」
「電車の混雑が多いなら、少し重くてもしっかりしたものが安心かもね」
中古のケースとケースの中の整理
中古のバスクラリネットケースを選ぶ時
中古のケースを選ぶ時は、新品以上に「自分の楽器が入るか」を確かめておきたいところです。ケースの中の形が楽器と合っていないと、移動中に楽器が動いてしまいます。
- 自分の機種と最低音に対応しているか
- ファスナーや留め具がしっかり閉まるか
- 肩ひもやベルトの縫い目がほつれていないか
- 中のクッションがへたっていないか
ケースの肩ひもが壊れた時は、ケースごと買い替える前に、交換できるベルトがあるか販売店に聞いてみるのもいいですよ。
ケースの中の整理
ケースの中には、エンドピンをしまう場所があります。楽器店のよくある質問では、エンドピンを管体の中に入れて保管すると内側にキズを付ける原因になると説明しています。
濡れたスワブを楽器と一緒にしまわないことも大切です。ヤマハは、スワブを楽器やケースに密着させたまま保管しないよう案内しています。
お手入れの流れはバスクラのお手入れでまとめています。
ケースの破損は保証の対象外のことも
ケースは毎日の移動で傷みやすい物ですよね。ヤマハの管楽器の安心アフターサポートでは、ケースやケースカバーなどの付属品は対象から除かれています。
肩ひもや留め具の様子は、ときどき見ておきましょう。壊れてから慌てないよう、気になったら早めに販売店へ相談するのがおすすめです。
ケースは手放す時にも役に立つ
ケースは、楽器を手放す時にも大事な付属品です。買取会社のバイセルは、専用ケースなどの付属品がそろっている物は高値が期待できると案内しています。
卒業や買い替えで使わなくなったバスクラは、買取に出して次の奏者に回す方法もあります。リュック型に替えても、元の専用ケースは捨てずにとっておきましょう。
バイセル 楽器買取
使わなくなったバスクラは、出張買取で査定してもらう方法も
重くて大きいバスクラは、持ち運ばずに自宅で査定してもらえる出張買取が便利です。バイセルの管楽器買取は出張・宅配・店頭の3つの方法があり、出張料や査定料などの手数料は無料と案内されています。査定前に軽く汚れを拭き、ケースやマウスピースなどの付属品をそろえておきましょう。
無料バイセルの管楽器買取を見る買取の可否・条件・金額は公式サイトでご確認ください。
知恵袋でよくある相談:バスクラのケースの悩み
Yahoo!知恵袋にも、バスクラのケースについての相談が寄せられています。閲覧の多いものから3つ選んで、要点をまとめてお答えしますね。
ビュッフェ・クランポンのバスクラのケースに入っている棒が何か分からないという相談です。
J.Michaelを扱うマックコーポレーションの取扱説明書には、ケースに収める時にペグ(エンドピン)の代わりに差し込む黒い棒「スペーサー」が出てきます。機種によって違うので、自分の楽器の取扱説明書の部品一覧で確かめてみてください。
市販のセミハードケースに、セルマーのバスクラが入るか知りたいという相談です。
入るかどうかは、ケースと楽器の組み合わせで変わります。BAMのケースのように、上管が長い機種は収めにくいと説明されている例もあります。
機種名と最低音を販売店に伝えて、対応しているか確かめてから選んでみてください。
バスクラのケースを縦向きにして持ち帰ってもいいか心配という相談です。
縦向きで運んでいいかをメーカーが説明したページは確認できませんでした。リュック型のように縦に背負う前提のケースもあるので、ケースの取扱説明や持ち手の付き方に合わせて運ぶのが安心です。
よくある質問
バスクラのケースはリュック型がいいですか?
徒歩や電車で長く運ぶならリュック型が便利です。車で運ぶ、部室に置くだけという場合は、付属のハードケースでも困りにくいです。
Low C用とLow E♭用でケースは違いますか?
違います。Low C用のほうが管が長い分ケースも長くなり、例えばBAMのセミハードケースではLow E♭用が約3.2kg、Low C用が約4.2kgと表示されています。
ケースカバーは付属していますか?
機種によります。ヤマハのYCL-221IIは、仕様表でケースカバーは「なし」とされています。
中古のケースでも大丈夫ですか?
自分の機種と最低音に対応していて、ファスナーや肩ひも、中のクッションに傷みがなければ使えます。買う前に機種名を伝えて、入るかを確かめておきましょう。
ケースに乾燥剤を入れてもいいですか?
ビュッフェ・クランポン・ジャパンは、楽器ケース内に乾燥剤などを入れておくのは勧めないと案内しています。
まとめ
- バスクラのケースはB♭クラリネットのケースの倍以上の長さがある
- ケースはハードケース・ケースカバー・リュック型の3つで考える
- 徒歩や電車ならリュック型、車ならハードケースのままでも困りにくい
- 買う前に機種名と最低音を伝えて、入るかを確かめる
- 元の専用ケースは、手放す時の付属品として残しておく





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